ウイルスのイボは、日常的によくみられる疾患です。
流山おおたかの森という土地柄もあり、当クリニックは小児の患者さんも多いですが、
『お子さんの足裏のウオノメ』と言ったらほぼ間違えなく、足底の疣贅(イボ)です。
治療のメインは、-196℃の液体窒素による凍結療法になりますが、白くなるまで何度か凍結させるために痛みを感じたり、水疱や色素沈着になることもあるため、注意しながら診療にあたっています。
よくみられる疾患こそ、しっかり勉強しなおそうということをテーマに、
日本皮膚科学会の尋常性疣贅診療ガイドラインに沿って、スタッフ向けの勉強会を行いました☺✨
沢山の治療法がある中、実は効果があるものはなかなかなく、エビデンスレベル推奨度Aの治療は、行うように強く勧められるものですが、液体窒素凍結療法とサリチル酸外用(本邦ではスピール膏)だけです。
ヨクイニンエキス内服や活性型ビタミンD3の外用も行うことがありますが、実感としてはやはりものすごく効果があるとは言えないかな・・・と思います😿
通院の回数も多くなるので、これからも患者さんやご家族と一緒に頑張っていけたらと思います。
ご高名な先生の教科書をお手本に、機能的な自家製綿棒も作成する予定です🌟
勉強会に出席してくれたスタッフが、
『しっかりとガイドラインに沿った知識を学びなおして、それからまた診療にあたると、治療の意味合いも変わってきますね。』と言って下さり、とても嬉しかったです☺💗
今週は、にきびと紫外線治療の勉強会もさせていただくので、また予習(復習かな?)頑張ります。笑
きぬ皮フ科クリニック
院長 川﨑ゆりか