本日は、しみのレーザー治療についてのお話です😊
『しみ』と呼ばれている皮膚の色素斑には、肝斑や老人性色素斑、雀卵斑(そばかす)などがあります。多くは自費での治療になりますが、診断が分からないと治療方針を決めることはできません⚠
まず、詳細な病歴の聴取と視診、触診をして、ダーモスコピーという皮膚の拡大鏡で観察し、臨床的な診断を付けます。100%の確実な診断を付けるには、しみの一部を切り取って(皮膚生検検査)、病理組織学的に、顕微鏡で検査をするしかありません。。これは小さい手術の扱いになり、徐々に馴染んでくるとは言え必ず傷が残る検査になるため、しみのない綺麗な肌を目指し治療をする方にとっては本末転倒です…。そのため、しみは、見た目での診断が主になります⚠
診断がついたら、治療です🌟
通常、肝斑にレーザー治療は禁忌とされており、ハイドロキノンの塗り薬、トラネキサム酸の内服による治療を行います!!
当クリニックでは、ハイドロキノン製剤は各濃度、基剤などにより、4種類程度取り扱っております✨塗り心地や使いやすさ、治療の目的に応じて、適切なご案内をしますので、お気軽にご相談ください😊
また、老人性色素斑の場合には、Qスイッチルビーレーザーによる治療を行い、通常一度の照射でしみが消退します。輪ゴムでバチン💣と弾かれたような、衝撃やお痛みを感じますが、麻酔の塗り薬によってお痛みを和らげることが可能です。
照射4週間後に、炎症後の色素沈着の時期が起こる可能性があり、治療後であるにもかかわらず、一時的に治療前よりもかえってしみが濃くなることがあります。ただし、これは、やけどやケガの傷跡が茶色くなり目立たなくなっていくように、レーザーによって炎症を起こしている傷跡の治る経過で生じるものであるため、こすったりいじったりせずに、適切なケアを続けることで、徐々に消退していきます。せっかく治療をしたつるつるのお肌の維持のためにも、レーザー照射後は、日焼け止めなど紫外線対策を徹底しましょう😊✨💎
写真は、当クリニックのQスイッチルビーレーザーの機器、The Ruby nano-Qです。
しみの治療の他にも、保険適応で、太田母斑や異所性蒙古斑、扁平母斑、外傷性刺青(外傷などによる色素沈着)の治療も行っておりますので、気になるしみやあざがあれば、まずは一度ご相談くださいね✨