流山おおたかの森きぬ皮フ科クリニック

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院長ブログ

2024.02.14 ブログ

デュピクセントと特発性の慢性じんましん

今まで、当クリニックでは、アトピー性皮膚炎や結節性痒疹に対してデュピクセントによる治療を行っておりましたが、

12歳以上の方の特発性蕁麻疹(じんましん)の方にも適応が追加されました✨

昨年、生後6か月以上の小児のアトピー性皮膚炎にも適応が追加されたばかりです。

じんましんは、地図状、円形状のみみずばれのような膨らんだあかみ、かゆみで、

数時間から1日以内で消退し、また出てくるのが特徴です。

6週間以上続くと、慢性じんましんとしての治療が必要です。

塗り薬だけでは効果が乏しく、抗ヒスタミン薬の飲み薬が一番ですが、症状に応じて、他の飲み薬を追加したり、1日中服薬管理に追われるような方も少なくありません。1回でも飲み忘れると、皮疹が悪化し、日常生活に支障が出てしまうこともあり、注意が必要です。

飲み薬だけでは治療が難しい場合、症状を抑えるための注射薬であるゾレアを導入することもあったのですが、今回の適応追加で、更に治療の選択肢が広がることは非常にありがたいことです☺

難治性の慢性じんましんでお困りの方は、お気軽にご相談下さい。

きぬ皮フ科クリニック

院長 川﨑ゆりか